メタ

2007年3月7日

もうすぐ京都ですね

GPTも関東では11日の川崎がラストかな。

PLCも出てしばらく経って少しずつ環境が煮詰まってきました。
今回はMOとリアルの両面でメタを考えて見たいと思います。

リアル
Tier1 トリコロール　ボロス　

Tier2　変異トロン系　青黒コン　太陽拳
　　　　ドラゴンストーム　発掘
Tier3　イゼットロン、Pickles、S＆F、セレズニア、グルール系

MO
Tier1　緑単ビート　
Tier2　黒単拷問台、トリコロール、グルール系　ドラゴンストーム
Tier3　変異トロン系　ボロス　

両者の明らかな違いはボロスの数でしょう。最近安さや組み易さからMOで人気を博しているのが緑単ビートですが、ボロスにサイドボード後かなり有利になる（セラ矢とスパイク）ようで、ボロスを駆逐してしまった形になっています。
最近《時間の孤立/Temporal Isolation(TSP)》積んでいるボロスも少ないですし。
また《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker(GPT)》や《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger(TSP)》がナチュラルにトロンに対して強い構成になっています。
安く、ボロスとトロンに勝てる、となれば増えるのも当然ですね。天敵の《神の怒り/Wrath of God(9ED)》系コントロールも少ないですし。

一方リアルではボロス祭ですが、リアルでは《神の怒り/Wrath of God(9ED)》の使用枚数がMOよりはるかに多いため、緑単は活躍しづらい環境になっています。
「神様は怒らないし滅ばない」とメタを読みきらないと京都に緑単を持っていくのは危険と考えます。
ボロスが強い環境は即ちトリコロールが強い環境なので、リアルではトリコロールの活躍が目立ってきています。また、《砂漠/Desert(TSB)》《暗黒破/Darkblast(RAV)》《滅び/Damnation(PLC)》などボロス耐性が充分にありコントロール系に強い青黒コンはこれからメタ筆頭となってもおかしくない立ち位置にあります。

「関東はウルザトロンでできている」という格言があります。今作った。パクりですごめんなさい。
とにかく関東はウルザトロンが多いわけですが、ボロス隆盛のためか最近遂にTier1からは落ちたと考えられます。イゼットロンもリアルではなかなか絶滅してないですしメタから外すことはできませんが・・・

以上を踏まえてソリューションを考えると、「コントロール耐性をつけた上でのトリコ」か、「ビートダウン耐性をつけた上での青黒コン」か、「もういいやボロスで」、「たいよーけん！！」「発掘と心中」というのが考えられます。
トリコはコントロールに弱いと言われ続けてましたが《壊滅させるものヌーマット/Numot， the Devastator(PLC)》などの追加によって以前よりはいくらかマシになっていますし、青黒コンは前述の通り柔軟性が高いです。ボロスは単純に強いのでどんなメタになってもある程度は勝てるでしょう。太陽拳は「どんなデッキにも大体五分」デッキなのでプレイングに自信がある人が使えば勝てると思います。発掘は新鋭ですね。メタられなければ強い類の地雷デッキです。

あとは新しいデッキですかね。果たして京都にはどんな新デッキが現れるのか。主に80の人やAAさんのデッキが楽しみです。