バンコク県選手権 ?
2007年10月29日コメント (2)なお、誤解の無いようにしておくが、タイの首都バンコクは県でも「国」でもない。
太字にした3枚のカードは所謂「ボム」である。つまりゲームを決めるカードであり、できれば使いたいカード。
《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》は言うまでもないが、
《群れの召喚/Summon the School(LRW)》は2枚の《休賢者/Fallowsage(LRW)》に加え《水流を読む者/Judge of Currents(LRW)》のバックアップがあり、かなりのシナジーを形成する。
この中で全てのボムを使おうとすると、《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》のコストがどうしても気になる。この環境のシールドは基本的に4色であり、その中でGGGGとかいうコストはかなり期待できない。それを期待しようとするとぐちゃる。それを恐れて構築したデッキは以下。
2《キスキンの大心臓/Kithkin Greatheart(LRW)》
1《群れの召喚/Summon the School(LRW)》
1《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》
1《水流を読む者/Judge of Currents(LRW)》
1《薄れ馬/Wispmare(LRW)》
1《丘漁りの巨人/Hillcomber Giant(LRW)》
1《キスキンの癒し手/Kithkin Healer(LRW)》
1《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain(LRW)》
1《三つ目巨人の視線/Triclopean Sight(LRW)》
1《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》
1《川床の水大工/Streambed Aquitects(LRW)》
2《アメーバの変わり身/Amoeboid Changeling(LRW)》
1《紙ひれの悪党/Paperfin Rascal(LRW)》
2《休賢者/Fallowsage(LRW)》
1《石ころ川の釣り師/Stonybrook Angler(LRW)》
1《潮刻みの神秘家/Tideshaper Mystic(LRW)》
1《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》
1《つっかかり/Lash Out(LRW)》
1《木化/Lignify(LRW)》
1《ツキノテブクロのエキス/Moonglove Extract(LRW)》
1《鮮烈な湿地/Vivid Marsh(LRW)》
1《鮮烈な林/Vivid Grove(LRW)》
1《ゆらめく岩屋/Shimmering Grotto(LRW)》
7《島/Island(LRW)》
7《平地/Plains(LRW)》
当然のように五色である。驚かれるかもしれないが、ローウィンのシールドはラヴニカの頃と同じように、色は増やしたもの勝ちである。そのためアンコモンの所謂「Vividランド」の数が極めて重要になる。
今回は幸運にも好きなマナが出るカードが3枚、さらに《潮刻みの神秘家/Tideshaper Mystic(LRW)》もあったので強引に5色にした。というかそうしないとカードが足りなかった。
《キンズベイルの散兵/Kinsbaile Skirmisher(LRW)》は非採用であるが、これもこの環境のシールドの特徴を示している。ぶっちゃけ2マナ2/2は多相でもないかぎりゴミである。反対に《アメーバの変わり身/Amoeboid Changeling(LRW)》はほぼ確実にデッキに入り、2マナ域として役目を果たす。何と言っても《破壊的なかがり火/Consuming Bonfire(LRW)》《眼腐りの終焉/Eyeblight’s Ending(LRW)》の両方を無駄にできる性能は素晴らしい。
今回のデッキでも巨人として何度か活躍してくれた。
だが、この構築に異論を唱えたものが数名いた。というか当然である。どう見ても《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》に引っ張られすぎているのだ。
敢えてここは青緑をメインにし、赤を諦める代わりに《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》をタッチするというプランである。これのほうが確かにデッキパワーは高そうだ。
というわけで2本目からそれを実行することにした。しかし・・・
1〜3回戦 BYE
4回戦 赤緑黒 〇××
1本目 《群れの召喚/Summon the School(LRW)》が火を噴き勝利。
2本目 青緑へ。相手の土地が止まったのをいいことに攻めるが、特に大きな意味も無い激突で相手の事故解消を助けてしまうミスがあって《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》《森林の庇護者/Timber Protector(LRW)》などでまくられる。
3本目 青緑の弊害、デッキの重量化のせいで動きが微妙に。さらに《ごたごた/Hurly-Burly(LRW)》を喰らい、《群れの召喚/Summon the School(LRW)》が無駄になって負け。
そう、青緑はとんでもなく重いのである。やはり青白を信じておくべきだったのだろうか。
ここまで全勝だったイヤナガにメントスを分けてもらう。
5回戦 〇〇
知り合いの台湾の人。相手の単体除去大目のデッキに対して《群れの召喚/Summon the School(LRW)》《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》でボコボコにした気がする。
で、メントスもらい忘れる。
6回戦 ××
1本目 《やっかい児/Pestermite(LRW)》《泥棒スプライト/Thieving Sprite(LRW)》《泥棒スプライト/Thieving Sprite(LRW)》《エレンドラ谷の衛兵/Sentinels of Glen Elendra(LRW)》《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》みたいな飛行ビート喰らって負け。これはまずいと《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》のある緑にするが・・・
2本目 6tにいきなり《無理強いた成果/Forced Fruition(LRW)》貼られて負け。ちなみに白なら《薄れ馬/Wispmare(LRW)》があるので圧勝である。やはり白を信じなければならないのか。
快進撃を続けるイヤナガにメントスをもらう。
7回戦 勝ち
よく覚えてないが青白を信じ続けて使った結果勝ったことだけ覚えてる。
なんとか2敗で踏みとどまり、次ぎ勝てば2日目である。イヤナガはまだ全勝。強すぎる。彼の強さを分けてもらう意味でも、メントス。
8回戦 ×〇〇
1本目 相手が激突王で、激突負けまくった挙句《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》が激突から参上して圧敗。
がけっぷちにたたされる俺。今まで青白を信じてきたが、流石に《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》は強すぎる。それより相手の飛行がきつい。やはり《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》に賭けるか。
いや、俺は何かを忘れている。
青白?そんなものはデッキじゃねぇ。紙束だ。
悩んだときは青緑だっ!!!
というわけで青緑へチェンジ。すると・・・
2本目 相手がダブルマリガン、こっちは2ターン目《森林の変わり身/Woodland Changeling(LRW)》から順調に展開して勝ち。
3本目 泣いても笑ってもこれで最後。途中ランドがうまくいかない局面もあったが、《光り葉の待ち伏せ/Gilt-Leaf Ambush(LRW)》と《群れの召喚/Summon the School(LRW)》のあと《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》を降臨させ一気に攻撃して相手のライフを6まで落とす。だがそこから相手も粘りに粘る。こちらは《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》を出し、完全にこう着状態へ。
追加ターンに入る。引き分けなら両者が初日落ち。
互いに勝つしかない中、俺の追加2ターン目のドロー
《ナースの精鋭/Nath’s Elite(LRW)》
これが、答えか
結果、ギリギリではあるが初日を突破することができた。
負け続けだった最近だったので、本当に嬉しかった。
自分が探し続けていた答えはトップデッキだったのかという結論になるけれども、ここで手に入れた勝利は俺は無駄にしたくない。無駄に出来ない。とりあえずレベル2になって来年の日本選手権の権利も確定した。俺のライブラリーは、真っ直ぐ走り続ける俺を後押ししてくれていた。立ち止まるわけにはいかない。
_________________________________________________________
なお、二日目はファーストドラフトで失敗して1−2。その後最下位卓に入って現地の皆さんをフルボッコにしてしまい3−0。結果27位で終了しました。
北九州まで、あと2週間。走れシミチン。
太字にした3枚のカードは所謂「ボム」である。つまりゲームを決めるカードであり、できれば使いたいカード。
《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》は言うまでもないが、
《群れの召喚/Summon the School(LRW)》は2枚の《休賢者/Fallowsage(LRW)》に加え《水流を読む者/Judge of Currents(LRW)》のバックアップがあり、かなりのシナジーを形成する。
この中で全てのボムを使おうとすると、《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》のコストがどうしても気になる。この環境のシールドは基本的に4色であり、その中でGGGGとかいうコストはかなり期待できない。それを期待しようとするとぐちゃる。それを恐れて構築したデッキは以下。
2《キスキンの大心臓/Kithkin Greatheart(LRW)》
1《群れの召喚/Summon the School(LRW)》
1《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》
1《水流を読む者/Judge of Currents(LRW)》
1《薄れ馬/Wispmare(LRW)》
1《丘漁りの巨人/Hillcomber Giant(LRW)》
1《キスキンの癒し手/Kithkin Healer(LRW)》
1《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain(LRW)》
1《三つ目巨人の視線/Triclopean Sight(LRW)》
1《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》
1《川床の水大工/Streambed Aquitects(LRW)》
2《アメーバの変わり身/Amoeboid Changeling(LRW)》
1《紙ひれの悪党/Paperfin Rascal(LRW)》
2《休賢者/Fallowsage(LRW)》
1《石ころ川の釣り師/Stonybrook Angler(LRW)》
1《潮刻みの神秘家/Tideshaper Mystic(LRW)》
1《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》
1《つっかかり/Lash Out(LRW)》
1《木化/Lignify(LRW)》
1《ツキノテブクロのエキス/Moonglove Extract(LRW)》
1《鮮烈な湿地/Vivid Marsh(LRW)》
1《鮮烈な林/Vivid Grove(LRW)》
1《ゆらめく岩屋/Shimmering Grotto(LRW)》
7《島/Island(LRW)》
7《平地/Plains(LRW)》
当然のように五色である。驚かれるかもしれないが、ローウィンのシールドはラヴニカの頃と同じように、色は増やしたもの勝ちである。そのためアンコモンの所謂「Vividランド」の数が極めて重要になる。
今回は幸運にも好きなマナが出るカードが3枚、さらに《潮刻みの神秘家/Tideshaper Mystic(LRW)》もあったので強引に5色にした。というかそうしないとカードが足りなかった。
《キンズベイルの散兵/Kinsbaile Skirmisher(LRW)》は非採用であるが、これもこの環境のシールドの特徴を示している。ぶっちゃけ2マナ2/2は多相でもないかぎりゴミである。反対に《アメーバの変わり身/Amoeboid Changeling(LRW)》はほぼ確実にデッキに入り、2マナ域として役目を果たす。何と言っても《破壊的なかがり火/Consuming Bonfire(LRW)》《眼腐りの終焉/Eyeblight’s Ending(LRW)》の両方を無駄にできる性能は素晴らしい。
今回のデッキでも巨人として何度か活躍してくれた。
だが、この構築に異論を唱えたものが数名いた。というか当然である。どう見ても《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》に引っ張られすぎているのだ。
敢えてここは青緑をメインにし、赤を諦める代わりに《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》をタッチするというプランである。これのほうが確かにデッキパワーは高そうだ。
というわけで2本目からそれを実行することにした。しかし・・・
1〜3回戦 BYE
4回戦 赤緑黒 〇××
1本目 《群れの召喚/Summon the School(LRW)》が火を噴き勝利。
2本目 青緑へ。相手の土地が止まったのをいいことに攻めるが、特に大きな意味も無い激突で相手の事故解消を助けてしまうミスがあって《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》《森林の庇護者/Timber Protector(LRW)》などでまくられる。
3本目 青緑の弊害、デッキの重量化のせいで動きが微妙に。さらに《ごたごた/Hurly-Burly(LRW)》を喰らい、《群れの召喚/Summon the School(LRW)》が無駄になって負け。
そう、青緑はとんでもなく重いのである。やはり青白を信じておくべきだったのだろうか。
ここまで全勝だったイヤナガにメントスを分けてもらう。
5回戦 〇〇
知り合いの台湾の人。相手の単体除去大目のデッキに対して《群れの召喚/Summon the School(LRW)》《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》でボコボコにした気がする。
で、メントスもらい忘れる。
6回戦 ××
1本目 《やっかい児/Pestermite(LRW)》《泥棒スプライト/Thieving Sprite(LRW)》《泥棒スプライト/Thieving Sprite(LRW)》《エレンドラ谷の衛兵/Sentinels of Glen Elendra(LRW)》《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》みたいな飛行ビート喰らって負け。これはまずいと《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》のある緑にするが・・・
2本目 6tにいきなり《無理強いた成果/Forced Fruition(LRW)》貼られて負け。ちなみに白なら《薄れ馬/Wispmare(LRW)》があるので圧勝である。やはり白を信じなければならないのか。
快進撃を続けるイヤナガにメントスをもらう。
7回戦 勝ち
よく覚えてないが青白を信じ続けて使った結果勝ったことだけ覚えてる。
なんとか2敗で踏みとどまり、次ぎ勝てば2日目である。イヤナガはまだ全勝。強すぎる。彼の強さを分けてもらう意味でも、メントス。
8回戦 ×〇〇
1本目 相手が激突王で、激突負けまくった挙句《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》が激突から参上して圧敗。
がけっぷちにたたされる俺。今まで青白を信じてきたが、流石に《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》は強すぎる。それより相手の飛行がきつい。やはり《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》に賭けるか。
いや、俺は何かを忘れている。
青白?そんなものはデッキじゃねぇ。紙束だ。
悩んだときは青緑だっ!!!
というわけで青緑へチェンジ。すると・・・
2本目 相手がダブルマリガン、こっちは2ターン目《森林の変わり身/Woodland Changeling(LRW)》から順調に展開して勝ち。
3本目 泣いても笑ってもこれで最後。途中ランドがうまくいかない局面もあったが、《光り葉の待ち伏せ/Gilt-Leaf Ambush(LRW)》と《群れの召喚/Summon the School(LRW)》のあと《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》を降臨させ一気に攻撃して相手のライフを6まで落とす。だがそこから相手も粘りに粘る。こちらは《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》を出し、完全にこう着状態へ。
追加ターンに入る。引き分けなら両者が初日落ち。
互いに勝つしかない中、俺の追加2ターン目のドロー
《ナースの精鋭/Nath’s Elite(LRW)》
これが、答えか
結果、ギリギリではあるが初日を突破することができた。
負け続けだった最近だったので、本当に嬉しかった。
自分が探し続けていた答えはトップデッキだったのかという結論になるけれども、ここで手に入れた勝利は俺は無駄にしたくない。無駄に出来ない。とりあえずレベル2になって来年の日本選手権の権利も確定した。俺のライブラリーは、真っ直ぐ走り続ける俺を後押ししてくれていた。立ち止まるわけにはいかない。
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なお、二日目はファーストドラフトで失敗して1−2。その後最下位卓に入って現地の皆さんをフルボッコにしてしまい3−0。結果27位で終了しました。
北九州まで、あと2週間。走れシミチン。
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ワロタww