その時シミチン史が動いた@PTオースティン レポ その3
2009年10月21日 TCG全般 コメント (1)松平さん「シミチンはその夜、ある夢をみます。その夢では、とある有名マジックプレイヤーが現れ、おもむろに何故か3本の《検閲削除》を見せるのです。シミチンは当初、全くその意味が理解できませんでした。だが、その3本の《検閲削除》こそ、今回のプロツアーで重要な意味を持つものだったのです。」
朝は早めに起床して、早めに会場へ。開いてない。戻って再びの朝食。しっかりバナナを摂って頭を目覚めさせる。テンションが上がってきて、案の定あんちゃんに「朝からシミチンはきつい」と言わせていい調子である(何がだ)。
さて、セカンドドラフト。3-0が欲しい分、強いデッキをなんとしても作らねばならない。それにはやはり、得意とする赤単、黒単が良い。
1-1で剥いたのは《忌まわしい最期/Hideous End》。黒のトップコモンであり、なおかつライフ10吸血鬼デッキにとっても最も必要になる良いカードだ。
2手目では《見栄え損ない/Disfigure》。これも黒単では欲しいカード。
だがそこから黒の流れが悪くなる。代わりになんとか赤を取ってごまかすが、なかなかまとまらない。《サラカーの匪賊/Surrakar Marauder》こそ2枚とれたが、肝心の1マナ域が取れない。
だが2-1で《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》、3-2で《湿地での被災/Marsh Casualties》を確保でき、《ハグラの悪魔信者/Hagra Diabolist》2枚と《ムラーサの紅蓮術士/Murasa Pyromancer》も含めてなんとかデッキになった。だが完成形とはとても似つかない黒赤で、これで3-0するにはかなり厳しいことが予想された。
9回戦 赤単タッチ青 〇×〇
とにかく相手のデッキが強い。《ゼクター祭殿の探検/Zektar Shrine Expedition》2枚、《板金鎧の土百足/Plated Geopede》2枚、《巣穴の煽動者/Warren Instigator》が2枚に《タクタクの唸り屋/Tuktuk Grunts》が2枚に《カズールの大将軍/Kazuul Warlord》まであるというもの。
だがこちらの《湿地での被災/Marsh Casualties》で1本を取り、3本目で相手がトリプルマリガンするという闇に陥る。3本目はこちらもドローがひたすら土地で危険になるも、なんとかサイドインした《ごたごた/Hurly-Burly》と《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》で勝利を収めた。
10回戦 白赤 勝ち
相手は《未達への旅/Journey to Nowhere》が3枚、《飛来する矢の罠/Arrow Volley Trap》、《落とし穴の罠/Pitfall Trap》が2枚に《審判の日/Day of Judgment》という除去部分がとんでもない白赤だったが、クリーチャーがとにかく貧弱だったおかげで2本とも《湿地での被災/Marsh Casualties》で勝った。強すぎる。また、こちらの生物がCIP能力持ちが多かったのも大きかった。
11回戦 青緑 勝ち
1本は《リバー・ボア/River Boa》に苦戦するが、《反逆の印/Mark of Mutiny》で一気にライフを詰めていって最後は《サラカーの匪賊/Surrakar Marauder》で押し切る。
2本目はマリガンから《湿地での被災/Marsh Casualties》、《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》、土地1枚とかいう初手が来て悩んだ末キープ。
無事土地を引きこめて《湿地での被災/Marsh Casualties》で《リバー・ボア/River Boa》《緑織りのドルイド/Greenweaver Druid》をシャクって勝ち。
この3戦がとにかくツイていた。ほとんど《湿地での被災》だけで勝った。こういう、ぶっちゃけていえば「クソゲー」的なゲームの決まり方はゼンディカー環境ではとても珍しい。とにもかくにも、アノ夢はこの3-0を意味していたのかもしれない。
再びエクテンラウンドへ。
12回戦 Zoo 〇×〇
1本目 カニフェッチスタートで危なげなくイオナ白。勝利。
2本目 1マナ域→除去連打のパターンを引かれ、こちら息切れして負け。
3本目 こちらが速攻で決められず長引く展開になるが、相手がドレッジに対するプレイが上手くなく、無理な攻撃が続く。こちらは《黄泉からの橋/Bridge from Below》を落としながら《ナルコメーバ/Narcomoeba》への《暗黒破/Darkblast》で十手をケアし、ゾンビ量産して勝ち。
13回戦 トリンケット ×〇△
1本目 あと1ターンでイオナ釣れる4ターン目に《粗石の魔道士/Trinket Mage》から《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》持ってこられ、《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》間に合って負け。一度、緑緑がないのに《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》を出され、それに気付けなかったせいでかなり負けが近づいた。気付けていたら勝ったかもしれない。対戦相手がギャラリーを背負ってたことに非常にナーバスになってて仕方が無かったのだが、こちらも少し疲労があって集中できていなかった。要反省。
2本目 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》を喰らうも、《墓忍び/Tombstalker》が止まらなくて勝利。
3本目 1本目2本目が長引きすぎて時間切れ引き分け。
14回戦 ドレッジ(ナベ)××
フィーチャーされるも記事なし。
ダイスロールで俺6 ナベ6 俺5 ナベ5という壮絶な戦いを繰り広げ、次で俺4でいけるかと思うもナベ6でgg。
1本目 3ターン目にイオナ釣られて乙。
2本目 こちらはダブルマリガン、相手はシングルでお互い力線を貼りあう。こちらは《面晶体のカニ/Hedron Crab》2体で相手のライブラリを削る展開になったのだが《バザールの大魔術師/Magus of the Bazaar》を1体多く出したせいで起動ができず、このミスが後々祟って《残響する真実/Echoing Truth》までつなげられず、《不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable》を連打されて負け。
《バザールの大魔術師/Magus of the Bazaar》の能力は手札が減ることを考えていなかった。間違いなく練習不足によるミス。
ここで後がなくなるが・・・
15回戦 NLB (平島さん) 〇〇
相手が墓地対策を取ってないNLBで、1本目も2本目もほとんど寄せ付けずに圧勝。弾みがついた。
松平さん「運よく二日目の7戦終了時で5-1-1まで持って行ったシミチン。さて、最終戦の相手は青黒Depthに決まっていました。サーチ手段で《引き裂かれた記憶/Shred Memory》を取られていると厳しいマッチアップですが、青黒型では《交錯の混乱/Muddle the Mixture》が基本だったのでなんとかセーフ、という感じでした。果たしてフィーチャー席に呼ばれたわけですが・・・その結果は皆さんご存知のとおりです。さぁ、皆さん、いよいよ今日のその時がやってきます」
16回戦 青黒Depth 〇〇
http://coverage.mtg.ne.jp/ptaus09/fm16/
1本目 相手は《強迫/Duress》→《闇の腹心/Dark Confidant》という非常にこちらにとって楽な動き。更に運よく《強迫/Duress》がこちらの《黄泉からの橋/Bridge from Below》を落とし、ドレッジからボブの返しでイオナ釣って勝ち。バカヅキ。
2本目 初手が最強だった。《面晶体のカニ》《留まらぬ発想》《バザールの大魔術師》2枚、《暗黒破》、土地2枚。
《思考囲い/Thoughtseize》でカニを落とされるも、《暗黒破》のおかげで相手が出遅れる。だが相手も3ターン目に《マリットレイジ》降臨に成功。
《バザールの大魔術師》からなんとかドレッジで《ナルコメーバ》をブロッカーとして用意したいところだが、ここでなんと《残響する真実》を引きこむことに成功する。つくづく、バザールLOVE。ルサルカではこうはいかない。安心してマリットレイジを除去り、次のターン《留まらぬ発想》へつなげ、そのままイオナをリアニしつつ大量のゾンビを並べ、勝利。見事自身2007GP京都以来のトップ8が、PTでのトップ8となった。
あまりの歓喜にとにかく数々のWizardsのスタッフや、プレイヤーたちと握手をかわした。皆が祝福してくれて、本当に自分の人生のなかで思い出に残る日になった。
そして、迎える翌日のMartin Juza戦。そのデッキ構成は、こちらを絶望させるに足るものだった。
16枚の1マナ域。そして《部族の炎/Tribal Flames》。こちらの読みである「1マナ域除去連打は無理」を完全に覆してしまうものだ。メインに《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》が採用され、更にサイドボードでは《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》《貪欲な罠/Ravenous Trap》。はっきり言って無理ゲーである。前日調整でも、メインボードですら勝てない状況が続いた。サイドボード後、《墓忍び/Tombstalker》がワンチャンスというだけで、正直また1没だと思ってた。もはや「ちくしょーなんでだー」と自問する暇すらない。負けて当然とすら思えた。
準々決勝 POYZOO (Martin Juza) 〇×〇×〇
必須となったダイスロールでの勝利。初日で全敗していたので、ここで勝てたのはそのカルマだったのか・・もしれない。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptaus09/qf3
1本目 相手トリマリだが、こちらのドローが強すぎて2キル。1ランドカニ2枚キープしたらフェッチ引いてきた。最強すぎる。
2本目 一転、1t生物から2t火力連打でゲームにならず乙。
3本目 勝負を分けたゲーム。《面晶体のカニ/Hedron Crab》を除去させ《バザールの大魔術師/Magus of the Bazaar》が生き残る展開に。だが相手はそこで展開しつつ《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》でこちらの《黄泉からの橋/Bridge from Below》と《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》を速やかに追放してくる。だが《バザールの大魔術師/Magus of the Bazaar》からなんとかリカバリーして、ブロッカーを用意。
ここでJuzaが痛恨のミスを犯す。こちらが発掘で新たに落とした《黄泉からの橋/Bridge from Below》に気付かず、《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》を出す前に攻撃してしまったのだ。これのおかげで2体のゾンビを確保でき、こちらの寿命が延びることになった。更に、こちらは《暗黒破/Darkblast》も引きこむことに成功。これで《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》を倒す。
が、果たして《イクスリッド》を除去ったら《橋》のリムーブはどうなるのか?
ジャッジに確認、ヘッドジャッジにも確認、という工程を経て「追放されない」という結論が出る。ライフが危なかったので《バザールの大魔術師》をチャンプ用に残しつつも、《イクスリッド》を片付け、後はドレッジからイオナ赤でライフを守って勝利。
4本目 やっぱり1マナ域から除去連打で、2ターン目にこちらは何も出来ず即死。
5本目 ビデオ載りました。
2tカニからフェッチで墓地を確保。《ガドック》を出されたので《貪欲な罠》は喰らわないと思いつつ《墓忍び》で攻める。これは1度殴った後《流刑への道》されるが、こちらの攻めは変わらず、相手に《カニ》を撃つ余裕もできて、最後は敢えてガドックを殺さずに《ナルコメーバ》に《暗黒破》を撃ちまくってゾンビ量産して勝ち。
ダイスロールで勝てたこと、3本目でJuzaがミスったことが大きかった。PTには魔物が棲んでいるというのは某MOPOYの言葉だが、まさに本当だったのかもしれない。
準決勝 Zoo 池田さん 〇×××
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptaus09/sf2
1本目 相手のハンドが弱く、普通に《炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot》で勝ち。
2本目 マリガンから《暗黒破》と《カニ》はあるものの土地が1枚しかないハンドを悩んでキープ。だが今回は土地引けず、そのまま死亡。
3本目 今度の初手は強めで、《貪欲な罠/Ravenous Trap》もケアして動けるハンド。ゾンビ量産してトロールで決める・・・と思っていたのだが、《火山の流弾/Volcanic Fallout》の存在をすっかり失念していた。こちらがどんなにゾンビを量産しても意味が無いのだ。むしろ《罠》をケアしたせいで、《火山の流弾/Volcanic Fallout》によって負けた。完全に判断ミスとしか言いようがない。だが見えない罠の重圧、2秒で初手をキープした池田さんの強さがここに見えた。池田さんは罠など持っていなかったのだった。
4本目 《留まらぬ発想/Ideas Unbound》からドレッジを開始するのだが、ここで《貪欲な罠/Ravenous Trap》が飛んで来る。その後もなんとかリカバリーしていくのだが突き刺さる《火山の流弾/Volcanic Fallout》。この2枚、完全にドレッジを否定していると言っても過言ではない。なんとか火力を引かれなければ、というところまで粘るも、最後《稲妻/Lightning Bolt》トップされて負け。ちくしょーなんでだー。
・・・とまぁ長々と、微妙にその時歴史は動いたっぽく大げさに書いてみましたが、とにかく自分にとってこのPTは大きなものでした。色々と池田さんに金言を頂いたり、自分のマジックに対する姿勢にも若干の変化があったかもしれません。
これによってPPは18点となり、世界選手権への権利を獲得。更にこれに出場すればグレイビーが確定することになりました。棚からぼた餅とはこのことか。
グランプリ北九州も頑張ります。
朝は早めに起床して、早めに会場へ。開いてない。戻って再びの朝食。しっかりバナナを摂って頭を目覚めさせる。テンションが上がってきて、案の定あんちゃんに「朝からシミチンはきつい」と言わせていい調子である(何がだ)。
さて、セカンドドラフト。3-0が欲しい分、強いデッキをなんとしても作らねばならない。それにはやはり、得意とする赤単、黒単が良い。
1-1で剥いたのは《忌まわしい最期/Hideous End》。黒のトップコモンであり、なおかつライフ10吸血鬼デッキにとっても最も必要になる良いカードだ。
2手目では《見栄え損ない/Disfigure》。これも黒単では欲しいカード。
だがそこから黒の流れが悪くなる。代わりになんとか赤を取ってごまかすが、なかなかまとまらない。《サラカーの匪賊/Surrakar Marauder》こそ2枚とれたが、肝心の1マナ域が取れない。
だが2-1で《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》、3-2で《湿地での被災/Marsh Casualties》を確保でき、《ハグラの悪魔信者/Hagra Diabolist》2枚と《ムラーサの紅蓮術士/Murasa Pyromancer》も含めてなんとかデッキになった。だが完成形とはとても似つかない黒赤で、これで3-0するにはかなり厳しいことが予想された。
9回戦 赤単タッチ青 〇×〇
とにかく相手のデッキが強い。《ゼクター祭殿の探検/Zektar Shrine Expedition》2枚、《板金鎧の土百足/Plated Geopede》2枚、《巣穴の煽動者/Warren Instigator》が2枚に《タクタクの唸り屋/Tuktuk Grunts》が2枚に《カズールの大将軍/Kazuul Warlord》まであるというもの。
だがこちらの《湿地での被災/Marsh Casualties》で1本を取り、3本目で相手がトリプルマリガンするという闇に陥る。3本目はこちらもドローがひたすら土地で危険になるも、なんとかサイドインした《ごたごた/Hurly-Burly》と《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》で勝利を収めた。
10回戦 白赤 勝ち
相手は《未達への旅/Journey to Nowhere》が3枚、《飛来する矢の罠/Arrow Volley Trap》、《落とし穴の罠/Pitfall Trap》が2枚に《審判の日/Day of Judgment》という除去部分がとんでもない白赤だったが、クリーチャーがとにかく貧弱だったおかげで2本とも《湿地での被災/Marsh Casualties》で勝った。強すぎる。また、こちらの生物がCIP能力持ちが多かったのも大きかった。
11回戦 青緑 勝ち
1本は《リバー・ボア/River Boa》に苦戦するが、《反逆の印/Mark of Mutiny》で一気にライフを詰めていって最後は《サラカーの匪賊/Surrakar Marauder》で押し切る。
2本目はマリガンから《湿地での被災/Marsh Casualties》、《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》、土地1枚とかいう初手が来て悩んだ末キープ。
無事土地を引きこめて《湿地での被災/Marsh Casualties》で《リバー・ボア/River Boa》《緑織りのドルイド/Greenweaver Druid》をシャクって勝ち。
この3戦がとにかくツイていた。ほとんど《湿地での被災》だけで勝った。こういう、ぶっちゃけていえば「クソゲー」的なゲームの決まり方はゼンディカー環境ではとても珍しい。とにもかくにも、アノ夢はこの3-0を意味していたのかもしれない。
再びエクテンラウンドへ。
12回戦 Zoo 〇×〇
1本目 カニフェッチスタートで危なげなくイオナ白。勝利。
2本目 1マナ域→除去連打のパターンを引かれ、こちら息切れして負け。
3本目 こちらが速攻で決められず長引く展開になるが、相手がドレッジに対するプレイが上手くなく、無理な攻撃が続く。こちらは《黄泉からの橋/Bridge from Below》を落としながら《ナルコメーバ/Narcomoeba》への《暗黒破/Darkblast》で十手をケアし、ゾンビ量産して勝ち。
13回戦 トリンケット ×〇△
1本目 あと1ターンでイオナ釣れる4ターン目に《粗石の魔道士/Trinket Mage》から《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》持ってこられ、《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》間に合って負け。一度、緑緑がないのに《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》を出され、それに気付けなかったせいでかなり負けが近づいた。気付けていたら勝ったかもしれない。対戦相手がギャラリーを背負ってたことに非常にナーバスになってて仕方が無かったのだが、こちらも少し疲労があって集中できていなかった。要反省。
2本目 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》を喰らうも、《墓忍び/Tombstalker》が止まらなくて勝利。
3本目 1本目2本目が長引きすぎて時間切れ引き分け。
14回戦 ドレッジ(ナベ)××
フィーチャーされるも記事なし。
ダイスロールで俺6 ナベ6 俺5 ナベ5という壮絶な戦いを繰り広げ、次で俺4でいけるかと思うもナベ6でgg。
1本目 3ターン目にイオナ釣られて乙。
2本目 こちらはダブルマリガン、相手はシングルでお互い力線を貼りあう。こちらは《面晶体のカニ/Hedron Crab》2体で相手のライブラリを削る展開になったのだが《バザールの大魔術師/Magus of the Bazaar》を1体多く出したせいで起動ができず、このミスが後々祟って《残響する真実/Echoing Truth》までつなげられず、《不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable》を連打されて負け。
《バザールの大魔術師/Magus of the Bazaar》の能力は手札が減ることを考えていなかった。間違いなく練習不足によるミス。
ここで後がなくなるが・・・
15回戦 NLB (平島さん) 〇〇
相手が墓地対策を取ってないNLBで、1本目も2本目もほとんど寄せ付けずに圧勝。弾みがついた。
松平さん「運よく二日目の7戦終了時で5-1-1まで持って行ったシミチン。さて、最終戦の相手は青黒Depthに決まっていました。サーチ手段で《引き裂かれた記憶/Shred Memory》を取られていると厳しいマッチアップですが、青黒型では《交錯の混乱/Muddle the Mixture》が基本だったのでなんとかセーフ、という感じでした。果たしてフィーチャー席に呼ばれたわけですが・・・その結果は皆さんご存知のとおりです。さぁ、皆さん、いよいよ今日のその時がやってきます」
16回戦 青黒Depth 〇〇
http://coverage.mtg.ne.jp/ptaus09/fm16/
1本目 相手は《強迫/Duress》→《闇の腹心/Dark Confidant》という非常にこちらにとって楽な動き。更に運よく《強迫/Duress》がこちらの《黄泉からの橋/Bridge from Below》を落とし、ドレッジからボブの返しでイオナ釣って勝ち。バカヅキ。
2本目 初手が最強だった。《面晶体のカニ》《留まらぬ発想》《バザールの大魔術師》2枚、《暗黒破》、土地2枚。
《思考囲い/Thoughtseize》でカニを落とされるも、《暗黒破》のおかげで相手が出遅れる。だが相手も3ターン目に《マリットレイジ》降臨に成功。
《バザールの大魔術師》からなんとかドレッジで《ナルコメーバ》をブロッカーとして用意したいところだが、ここでなんと《残響する真実》を引きこむことに成功する。つくづく、バザールLOVE。ルサルカではこうはいかない。安心してマリットレイジを除去り、次のターン《留まらぬ発想》へつなげ、そのままイオナをリアニしつつ大量のゾンビを並べ、勝利。見事自身2007GP京都以来のトップ8が、PTでのトップ8となった。
あまりの歓喜にとにかく数々のWizardsのスタッフや、プレイヤーたちと握手をかわした。皆が祝福してくれて、本当に自分の人生のなかで思い出に残る日になった。
そして、迎える翌日のMartin Juza戦。そのデッキ構成は、こちらを絶望させるに足るものだった。
16枚の1マナ域。そして《部族の炎/Tribal Flames》。こちらの読みである「1マナ域除去連打は無理」を完全に覆してしまうものだ。メインに《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》が採用され、更にサイドボードでは《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》《貪欲な罠/Ravenous Trap》。はっきり言って無理ゲーである。前日調整でも、メインボードですら勝てない状況が続いた。サイドボード後、《墓忍び/Tombstalker》がワンチャンスというだけで、正直また1没だと思ってた。もはや「ちくしょーなんでだー」と自問する暇すらない。負けて当然とすら思えた。
準々決勝 POYZOO (Martin Juza) 〇×〇×〇
必須となったダイスロールでの勝利。初日で全敗していたので、ここで勝てたのはそのカルマだったのか・・もしれない。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptaus09/qf3
1本目 相手トリマリだが、こちらのドローが強すぎて2キル。1ランドカニ2枚キープしたらフェッチ引いてきた。最強すぎる。
2本目 一転、1t生物から2t火力連打でゲームにならず乙。
3本目 勝負を分けたゲーム。《面晶体のカニ/Hedron Crab》を除去させ《バザールの大魔術師/Magus of the Bazaar》が生き残る展開に。だが相手はそこで展開しつつ《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》でこちらの《黄泉からの橋/Bridge from Below》と《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》を速やかに追放してくる。だが《バザールの大魔術師/Magus of the Bazaar》からなんとかリカバリーして、ブロッカーを用意。
ここでJuzaが痛恨のミスを犯す。こちらが発掘で新たに落とした《黄泉からの橋/Bridge from Below》に気付かず、《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》を出す前に攻撃してしまったのだ。これのおかげで2体のゾンビを確保でき、こちらの寿命が延びることになった。更に、こちらは《暗黒破/Darkblast》も引きこむことに成功。これで《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》を倒す。
が、果たして《イクスリッド》を除去ったら《橋》のリムーブはどうなるのか?
ジャッジに確認、ヘッドジャッジにも確認、という工程を経て「追放されない」という結論が出る。ライフが危なかったので《バザールの大魔術師》をチャンプ用に残しつつも、《イクスリッド》を片付け、後はドレッジからイオナ赤でライフを守って勝利。
4本目 やっぱり1マナ域から除去連打で、2ターン目にこちらは何も出来ず即死。
5本目 ビデオ載りました。
2tカニからフェッチで墓地を確保。《ガドック》を出されたので《貪欲な罠》は喰らわないと思いつつ《墓忍び》で攻める。これは1度殴った後《流刑への道》されるが、こちらの攻めは変わらず、相手に《カニ》を撃つ余裕もできて、最後は敢えてガドックを殺さずに《ナルコメーバ》に《暗黒破》を撃ちまくってゾンビ量産して勝ち。
ダイスロールで勝てたこと、3本目でJuzaがミスったことが大きかった。PTには魔物が棲んでいるというのは某MOPOYの言葉だが、まさに本当だったのかもしれない。
準決勝 Zoo 池田さん 〇×××
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptaus09/sf2
1本目 相手のハンドが弱く、普通に《炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot》で勝ち。
2本目 マリガンから《暗黒破》と《カニ》はあるものの土地が1枚しかないハンドを悩んでキープ。だが今回は土地引けず、そのまま死亡。
3本目 今度の初手は強めで、《貪欲な罠/Ravenous Trap》もケアして動けるハンド。ゾンビ量産してトロールで決める・・・と思っていたのだが、《火山の流弾/Volcanic Fallout》の存在をすっかり失念していた。こちらがどんなにゾンビを量産しても意味が無いのだ。むしろ《罠》をケアしたせいで、《火山の流弾/Volcanic Fallout》によって負けた。完全に判断ミスとしか言いようがない。だが見えない罠の重圧、2秒で初手をキープした池田さんの強さがここに見えた。池田さんは罠など持っていなかったのだった。
4本目 《留まらぬ発想/Ideas Unbound》からドレッジを開始するのだが、ここで《貪欲な罠/Ravenous Trap》が飛んで来る。その後もなんとかリカバリーしていくのだが突き刺さる《火山の流弾/Volcanic Fallout》。この2枚、完全にドレッジを否定していると言っても過言ではない。なんとか火力を引かれなければ、というところまで粘るも、最後《稲妻/Lightning Bolt》トップされて負け。ちくしょーなんでだー。
・・・とまぁ長々と、微妙にその時歴史は動いたっぽく大げさに書いてみましたが、とにかく自分にとってこのPTは大きなものでした。色々と池田さんに金言を頂いたり、自分のマジックに対する姿勢にも若干の変化があったかもしれません。
これによってPPは18点となり、世界選手権への権利を獲得。更にこれに出場すればグレイビーが確定することになりました。棚からぼた餅とはこのことか。
グランプリ北九州も頑張ります。
コメント
日記もデッキも好きです。
これからよろしくです。