PWCは何故優れた大会なのか ※3/7 加筆
2012年3月6日 TCG全般 コメント (5)最近一部で日本の草の根大会を活性化しようという動きがあるようです。
それに際して、僕が最も通った草の根大会であり、優れた草の根大会だと思っているPWCを例にあげて、ちょっと僕なりの草の根大会に対する考え方を書いてみようと思います。
何故PWCは優れた大会なのか。
その理由を一つに絞るならば、 「お昼休みがあるから」だと思います。
意味がわからないと思われる方も多いかもしれません。
まずは、草の根大会に行く理由について考えてみます。
1.マジックで遊びたいから
当然の理由です。しかしMOがある今、これだけではもはや大会にわざわざ足を運ぶ理由にはなりません。
2.大会の名前のブランド
中2病患者である僕みたいな人限定かもしれませんが、「PWC優勝!」とか「五竜杯優勝!」とか「LMCトップ8!」とか、そういうのは特にマジックを始めて間もない時期では憧れを抱くものなのです。タイトルっていいよね。でもこれは一朝一夕にできるものではありません。
3.友達に会えるから
そしてこれが最も大きい理由だと思います。
これがあるからこそ、MO全盛でも草の根大会に足を運ぶ理由があるのです。
話をPWCに戻します。
PWCの概要は、だいたい以下の通りです
1.参加費は1000円。
2.人数に応じたスイスラウンド。X-1-1以上、またはトップ8に最新の賞品ブースターパック。
優勝者には1BOX。
3.受付は10時半まで。11時から1R開始。2R終了後お昼休み、3Rはだいたい14時くらいから。
4.会場内飲食可。
5.サイドイベントでブースタードラフトあり。
6.たまにビンゴ大会ありw
7.だいたい週1、多い時は週2(w で開催
8.主催はLV2ジャッジ
正直、1と2だけみるとあまり条件のいい大会とは思われません。
X-1-1しないと賞品が無いというのは特に大会初心者にはかなり厳しい条件です。
(一方、五竜杯ではX-2-1で賞品が出るのでそこで差別化が図られているように感じます)
PWCクラスの大会では、64人以上来て7回戦になることはザラですがそれで優勝しても1BOXです。32人規模の大会でも(開催頻度は少ないですが)優勝で1BOX出る大会が関西ではたまに開かれてたりするので、実際、PWCをよく知らない関西のプレイヤーにPWCの賞品の話をすると驚く人もいます。賞品目当てのプレイヤーにとっては、ひょっとしたらこれを聞いただけで参加したくなくなる人もいるかもしれません。
とはいえ、賞品がちゃんと最新エキスパンションで固定されているのは重要です。
在庫がないから、といっていきなり意味のわからない、スタン落ち寸前のエキスパンション
を渡されても困るだけです。
3~8の特徴はどれも草の根大会としては基本的ではありながらも、非常に優れたものであります。
(PWCに慣れているとこれらが当たり前のことのように錯覚するのですが、この条件が揃った大会は関西ではあまり見たことがありません。一応最も近いのはまほねこで行われているスタンダードです。)
まずは、3と4。
何故わざわざ午前中に2回戦だけやって、お昼休みをはさんで3回戦を開始するのか。
午後から大会開始じゃダメなのか。
勿論人が多くて、午後から大会開始というのは難しいという理由もありますが、
主催のナカジマさんはこのお昼休みの間にプレイヤー同志でかなり楽しんでいるということを理解していると思います。
2回戦時までの成績を競う人もいれば、おもむろにジャンケン大会が勃発したりとか、
トレードに没頭する人もいれば、コンビニの飯をつまみながらEDHしたりとか。思い思いに
お昼を楽しんでいます。そのラウンドで仲良くなった人と飯、という人もいます。
こういう時間こそが草の根大会に足を運ぶ理由になると思うのです。
午後から開始のトーナメントでは、予め待ち合わせでもしていない限り↑のようなことは起こりません。
かといって、午後から開始のトーナメントで「3時からおやつ休憩をつくろう」といっても、全ての人が3時からおやつ食べたくなるわけではないですし、ニーズが無くて「さっさと次のラウンドやれよ」となるだけです。
5。不幸にも、途中でドロップとなってもまだ遊べるというのは重要です。まぁこれは用意してない大会のほうが多分少ない。
6。案外、こういう突発的なお祭りイベントは大会のマンネリ化防止にも役立ちます。盛り上がるし。常連がつきやすくなる要素の一つでもあります。
7。次があるという安心感は大きいものです。定期的に、何度も開催されているから行きやすいですし、負けたときは「来週は勝ちたい」と思う人もいるでしょう。
8。しっかりルーリングしてくれる安心感があります。大会に行き慣れている人ほど感じるところかもしれません。正直店舗の大会でレベルジャッジ不在のところは不安感が強いです。
結局のところ、友達と遊べるから草大会に行きたくなるのです。大会後や試合の合間だけではなくて、大会の間もしっかりその時間がとれるのは大きい。かつ、その日だけじゃなくて次の週も、その次の週も、という安心感は大きい。たまに盛り上がれるイベントがあるとより楽しい。
だからこそPWCは草の根大会として優れていたと思うのです。(過去系なのは僕が関西にるからですw)
もちろん人それぞれ、PWCのファンの方々はPWCの長所について思うところは色々とあると思います。或いは、PWC以外の大会のファンの方々は、その大会について優れていると思っているところがあるからこそファンになっているんでしょう。
____________________________________
こっから先は、前々からもってた僕の要望なのでタイトルとは直接関係ありません。
僕が草の根大会に対して要望していることは、
【会場の場所、キャパ、受付時間、参加費、賞品規模をはっきりとすること。わかりやすいところで告知すること。】
基本中の基本だと思うのですが、これも出来ていない大会は多いのです。
(PWCのように午前開始で昼休みを設けて・・・なんてことは言いません。PWCの真似は
すぐにはできないと思います。継続的に大会を開いて、毎回6回戦くらいやる規模になってきたら、是非とも午前開始+お昼休みのスタイルにしてほしいと思います。)
↑のような情報がないと、いったいどういう大会なのかすらわかりません。
受付時間が書いていなければ、一日の予定を立てることができません。
MTG公式サイトの大会情報では、場所とフォーマットしか確認できません。これだけでは無意味なのです。
http://www.happymtg.com/tournaments/search
happymtgの大会登録は、↑の情報をわかりやすく示すことができるようになっています。
これはいちプレイヤーの意見でしかありませんが、大会の主催者の方がこれを読んで下さった場合は、是非面倒がらずにhappymtgの大会検索に登録してほしいと思います。
※別にhappymtgのステマではありません
それに際して、僕が最も通った草の根大会であり、優れた草の根大会だと思っているPWCを例にあげて、ちょっと僕なりの草の根大会に対する考え方を書いてみようと思います。
何故PWCは優れた大会なのか。
その理由を一つに絞るならば、 「お昼休みがあるから」だと思います。
意味がわからないと思われる方も多いかもしれません。
まずは、草の根大会に行く理由について考えてみます。
1.マジックで遊びたいから
当然の理由です。しかしMOがある今、これだけではもはや大会にわざわざ足を運ぶ理由にはなりません。
2.大会の名前のブランド
中2病患者である僕みたいな人限定かもしれませんが、「PWC優勝!」とか「五竜杯優勝!」とか「LMCトップ8!」とか、そういうのは特にマジックを始めて間もない時期では憧れを抱くものなのです。タイトルっていいよね。でもこれは一朝一夕にできるものではありません。
3.友達に会えるから
そしてこれが最も大きい理由だと思います。
これがあるからこそ、MO全盛でも草の根大会に足を運ぶ理由があるのです。
話をPWCに戻します。
PWCの概要は、だいたい以下の通りです
1.参加費は1000円。
2.人数に応じたスイスラウンド。X-1-1以上、またはトップ8に最新の賞品ブースターパック。
優勝者には1BOX。
3.受付は10時半まで。11時から1R開始。2R終了後お昼休み、3Rはだいたい14時くらいから。
4.会場内飲食可。
5.サイドイベントでブースタードラフトあり。
6.たまにビンゴ大会ありw
7.だいたい週1、多い時は週2(w で開催
8.主催はLV2ジャッジ
正直、1と2だけみるとあまり条件のいい大会とは思われません。
X-1-1しないと賞品が無いというのは特に大会初心者にはかなり厳しい条件です。
(一方、五竜杯ではX-2-1で賞品が出るのでそこで差別化が図られているように感じます)
PWCクラスの大会では、64人以上来て7回戦になることはザラですがそれで優勝しても1BOXです。32人規模の大会でも(開催頻度は少ないですが)優勝で1BOX出る大会が関西ではたまに開かれてたりするので、実際、PWCをよく知らない関西のプレイヤーにPWCの賞品の話をすると驚く人もいます。賞品目当てのプレイヤーにとっては、ひょっとしたらこれを聞いただけで参加したくなくなる人もいるかもしれません。
とはいえ、賞品がちゃんと最新エキスパンションで固定されているのは重要です。
在庫がないから、といっていきなり意味のわからない、スタン落ち寸前のエキスパンション
を渡されても困るだけです。
3~8の特徴はどれも草の根大会としては基本的ではありながらも、非常に優れたものであります。
(PWCに慣れているとこれらが当たり前のことのように錯覚するのですが、この条件が揃った大会は関西ではあまり見たことがありません。一応最も近いのはまほねこで行われているスタンダードです。)
まずは、3と4。
何故わざわざ午前中に2回戦だけやって、お昼休みをはさんで3回戦を開始するのか。
午後から大会開始じゃダメなのか。
勿論人が多くて、午後から大会開始というのは難しいという理由もありますが、
主催のナカジマさんはこのお昼休みの間にプレイヤー同志でかなり楽しんでいるということを理解していると思います。
2回戦時までの成績を競う人もいれば、おもむろにジャンケン大会が勃発したりとか、
トレードに没頭する人もいれば、コンビニの飯をつまみながらEDHしたりとか。思い思いに
お昼を楽しんでいます。そのラウンドで仲良くなった人と飯、という人もいます。
こういう時間こそが草の根大会に足を運ぶ理由になると思うのです。
午後から開始のトーナメントでは、予め待ち合わせでもしていない限り↑のようなことは起こりません。
かといって、午後から開始のトーナメントで「3時からおやつ休憩をつくろう」といっても、全ての人が3時からおやつ食べたくなるわけではないですし、ニーズが無くて「さっさと次のラウンドやれよ」となるだけです。
5。不幸にも、途中でドロップとなってもまだ遊べるというのは重要です。まぁこれは用意してない大会のほうが多分少ない。
6。案外、こういう突発的なお祭りイベントは大会のマンネリ化防止にも役立ちます。盛り上がるし。常連がつきやすくなる要素の一つでもあります。
7。次があるという安心感は大きいものです。定期的に、何度も開催されているから行きやすいですし、負けたときは「来週は勝ちたい」と思う人もいるでしょう。
8。しっかりルーリングしてくれる安心感があります。大会に行き慣れている人ほど感じるところかもしれません。正直店舗の大会でレベルジャッジ不在のところは不安感が強いです。
結局のところ、友達と遊べるから草大会に行きたくなるのです。大会後や試合の合間だけではなくて、大会の間もしっかりその時間がとれるのは大きい。かつ、その日だけじゃなくて次の週も、その次の週も、という安心感は大きい。たまに盛り上がれるイベントがあるとより楽しい。
だからこそPWCは草の根大会として優れていたと思うのです。(過去系なのは僕が関西にるからですw)
もちろん人それぞれ、PWCのファンの方々はPWCの長所について思うところは色々とあると思います。或いは、PWC以外の大会のファンの方々は、その大会について優れていると思っているところがあるからこそファンになっているんでしょう。
____________________________________
こっから先は、前々からもってた僕の要望なのでタイトルとは直接関係ありません。
僕が草の根大会に対して要望していることは、
【会場の場所、キャパ、受付時間、参加費、賞品規模をはっきりとすること。わかりやすいところで告知すること。】
基本中の基本だと思うのですが、これも出来ていない大会は多いのです。
(PWCのように午前開始で昼休みを設けて・・・なんてことは言いません。PWCの真似は
すぐにはできないと思います。継続的に大会を開いて、毎回6回戦くらいやる規模になってきたら、是非とも午前開始+お昼休みのスタイルにしてほしいと思います。)
↑のような情報がないと、いったいどういう大会なのかすらわかりません。
受付時間が書いていなければ、一日の予定を立てることができません。
MTG公式サイトの大会情報では、場所とフォーマットしか確認できません。これだけでは無意味なのです。
http://www.happymtg.com/tournaments/search
happymtgの大会登録は、↑の情報をわかりやすく示すことができるようになっています。
これはいちプレイヤーの意見でしかありませんが、大会の主催者の方がこれを読んで下さった場合は、是非面倒がらずにhappymtgの大会検索に登録してほしいと思います。
※別にhappymtgのステマではありません
コメント
>7.だいたい週1、多い時は週2(w で開催
無茶言うな!w
店舗大会ならともかく草の根で週1で開催してんのはPWCとLMCだけだよw
関西は大変です
>トーナさん
いや、週1開催は僕も無茶だと思いますけど、実際PWCがやってるのは
凄いですよね。他の大会も週1開催すべきと言いたいわけじゃないっす。
もちろん五竜もそれだけ沢山開かれてたら嬉しかったですけど。
蛇足ですが、僕の中では五竜については、主催者のファンなので好きでした。